大阪府の宿泊施設稼働率80%で全国トップ、需給が逼迫…万博にらみ予約枠「出し惜しみ」も
2025年の大阪・関西万博の開幕が近づく中、大阪のホテル需要が急増し、供給が追いつかない状況が続いている。コロナ禍で落ち込んだ訪日客の数は、円安の影響もあり急回復しており、大阪は特に人気の観光エリアとなっている。しかし、ホテル業界では人手不足が深刻で、客室の供給を簡単に増やすことができない。すでに大阪府のホテル稼働率は全国トップの80%に達し、大型ホテルでも満室が続いている。
この需要の高まりを背景に、大阪のホテル宿泊料金は高騰しており、2024年の平均客室単価は1万9569円と、2021年の2倍以上となった。特に万博期間中や大型連休には、希望する宿泊施設の予約が取れなくなる可能性が高い。宿泊予約サイト「じゃらんnet」によると、万博開催期間中の大阪の宿泊予約数は前年同期の2倍を超えており、今後さらに増加が見込まれる。
ホテル業界では新規開業も進んでいるが、人手不足の影響で全ての客室を稼働させることが難しい施設も多い。また、一部のホテルでは万博を商機と捉え、客室の予約枠を制限し、宿泊料金のさらなる引き上げを狙う動きもある。この影響は万博の出展企業にも及び、会場周辺のホテルが確保できず、マンションの部屋を借り上げる企業も出てきている。
こうした状況の中、大阪ではホテルよりも小規模で運営しやすい民泊施設が増加しており、届け出件数は前年同期比15%増の2111件となった。大阪を拠点とする民泊運営会社も、新たに和室や風呂を備えた大人数向けの民泊施設を開業予定で、特別感のある宿泊体験を提供することで、訪日客のニーズに応えようとしている。
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引用元:読売新聞オンライン
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